防火対象物使用開始届出書の書き方

それでは防火対象物使用開始届出書の書き方をご説明いたします。

基本的に消防署に提出する書類は「防火対象物使用開始届出書」、「営業所の平面図」、「素材表」、「フロアの平図面」などになります。

このサイトでは東京都の消防署が提供している届出書をダウンロードできるようにしてあります。

防火対象物使用開始届

なお、届出書類や書き方は消防署によって異なる場合があります。

防火対象物使用開始届(サンプル)

※1 届出者の住所や氏名・電話番号を書きます

住所は個人なら住民票通りに、法人なら謄本の通りに書きます。
法人の場合は会社名のあとに、「代表取締役○○ ○」と書きます。

○○消防署長の○○のところには営業所を管轄している消防署の名前を書きます。

※2 敷地の概要を書きます

名称にはこれから使用する店舗の場所を書きます。○○ビルの2階のE室を借りてAJという店を営業する場合には
「○○ビル2階E室(AJ)」みたいに書きます。

所在地には賃貸借契約書に記載のある店舗の住所を書きます。

防火地域には「防火地域」or「準防火地域」などを書きます。
防火地域は建物の場所や規模などによって異なります。賃貸借契約書に明記されている場合もあります。

用途地域は深夜酒類提供飲食店営業開始届の書き方のところで説明してあるので参考にしてください。

敷地面積は営業所の面積になります。

※3 防火対象物の概要を書きます

工事等場所は営業所の場所を書きます。

所有者は賃貸借契約書を参考に書いてください。

工事等開始日には内装工事などをする場合はその開始日を書いてください。

使用開始日は営業を開始する日を書きます。(予定日でも構いません)

工事等種別を書きます。
例えば、模様替えや家具建付工事などと書きます。

用途は飲食店の場合は「3項ロ」、キャバクラやスナックなどの風俗営業許可が必要な場合は「2項イ」と書きます。

建築面積と延べ面積を書きます。
建築面積とは建物1階部分の床面積になります。延べ面積とは建物が4階建てなら1階~4階までの床面積を合計した面積になります。

構造・階層は賃貸借契約書を参考に書いてください。

※4 設計・施工者等

設計者・施行者の欄には工事を依頼する会社の情報を書きます。
例えば居抜きで借りて壁紙を張り替えるような場合は壁紙を張り替えてくれる会社の会社名や所在地を書きます。

なお後述しますが、この場合は張り替える壁紙の素材表などをその会社から貰うようにしときましょう。

平面図を添付する

防火対象物使用開始届出書には営業所の平面図を添付します。

平面図の書き方については「図面の書き方」を参考にしてください。

この平面図に消火器、誘導灯、スプリンクラーの場所などを書きます。

素材表を添付する

素材表とは天井や壁や床にどうのような素材を使用しているかが分かる一覧表です。素材表というものは基本的には存在しないので自分で作る必要があります。内装工事などを依頼している場合はその会社に作ってもらうのがいいと思います。

サンプル

 AJビル2階 AJ行政書士事務所
  天井
 名称  リリカラ:LW-606  サンゲツ:NT-7104  ジプトーンライト
 材質  不燃・準不燃(防火種別:1-4)  防炎試験番号:E2120120  準不燃:QM-0524
不 燃:NM-1864(GB-NC)

フロアー全体の平図面を添付する

フロアー全体の平図面は基本的には貸主の方が持っています。賃貸借契約書に添付されている図面は一般的には自分のところ(賃貸している部分)しかありません。ですが、消防署が火事で救助するようなときはエレベータホールや非常階段などの位置が重要になります。そのためにエレベータホールや非常階段などの共有部分がかかれているフロア全体の平面図が必要になるわけです。

次は防火管理者選任届出書の書き方をご説明します。