保健所の営業設備配置図の書き方
最後に営業設備の配置図の書き方をご説明いたします。
基本的に用紙は「営業設備の大要」の裏面についています。
営業設備の配置図はお店の客室や調理場の位置を示す図面みたいなものになります。
特に保健所では衛生面を重視しているため水回り(調理場やトイレ)を中心に図面を作成します。
都内の保健所が例示している営業設備の配置図になります。
いかがですか?
図面といっても、これくらいならご自身でも何とか作成出来るのではないでしょうか?
営業設備の配置図で、特に記載しなければならないものを以下に列挙します。
- トイレ
- シンク
- 手洗い器
- 調理場との仕切りドア
- 戸棚
- 冷蔵庫
などです。
① トイレは位置をしっかり書きましょう。
調理場とあまりにも近すぎる場合は別途対策が必要になることがあります。
トイレが共有などで、営業所内にない場合も別途トイレだけの図面を書く必要があります。
② シンクは調理場内にないと許可がおりません。
③ 手洗い器は調理場内に1つ、トイレに1つないと許可がおりません。
手洗い器がトイレに設置出来ない場合はトイレの入口付近に設置するなどして
対処しましょう。
④ 調理場との仕切りのドアも必須です。
このドアはウイングドアとも呼ばれています。
このウイングドアは調理場とその他の空間を隔てる役割があるので設置が義務づけられています。
ただ、営業が始まると邪魔になることもあるため営業中はドアを取ってしまう営業者の方もいらっしゃいます。
そのため居抜きの場合などはドアがない場合もあるため、保健所の施設検査までにドアを設置するようにしましょう。
⑤ 戸棚の位置も営業設備の配置図では必要です。
下にシンク、上に戸棚など、配置図に2つの設備を記載出来ない場合は、
1方は点線で記載するのがよいとされています。
⑥ 冷蔵庫の位置もしっかり記載してください。
附近見取図
営業設備の配置図には附近の見取図も記載しましょう。
附近の見取図とはお店の周りの地図です。
駅からお店までの地図が中心になります。
友人を駅からお店まで案内するつもりで目印や交差点などを記載しましょう。