「20歳未満の方への酒類の提供は致しません」のプレート
当たり前ですが、飲食店は20歳未満にお酒を提供することはできません。
2022年4月1日から成人は18歳からとなりましたが飲酒や喫煙は変わらず20歳です。
「営業の方法の書き方」でも説明していますが、20歳未満にお酒を飲ませないように防止する責任は店側にあります。
この店側の対策として最も簡単なのが、「20歳未満の方への酒類の提供は致しません」というプレートを掲示することです。深夜営業許可の書類でも防止策を記載する必要があるのですが、このプレート掲示を書くことができます。
しかし、これだけで本当に20歳未満の飲酒を防げるかどうかは当然不十分だと思います。多分お店の人が一番分かっていると思いますが・・・
もし20歳未満の客にお酒を飲ませて、そのことが公になれば、店側は「1年以下の懲役、100万円以下の罰金又は併科」に課せられる可能性があります。
また、メディアでも取り上げられる可能性があるためお店の信用も大きく失われます。
私達はプレートの掲示も大事だと思いますが、併せて入店時の年齢確認が非常に重要だと考えております。
「18歳未満の方の立入りをお断わりします」のプレート
これも同じく「営業の方法の書き方」で説明しております。
深夜酒類提供飲食店(深夜まで営業しているお店)では、夜の10時以降に18歳未満の者を立ち入らせてはなりません。
そのため夜10時以降は18歳未満の者を立ち入らせないように何かしらの対策をしなければなりません。
ですが、酒を提供している居酒屋やバーなどはそもそも酒が飲めない18歳未満の者を立ち入らせ必要があまりない(保護者同伴なら関係ない)ので、夜10時以降に関係なく、常時立ち入らせないようにすることもできます。この場合は18歳未満立入り禁止プレートを掲示して入店させないようにするのが防止策としては簡単です。
逆にカフェみたいに18歳未満の者も単独で立ち入るようなお店は少々面倒です。夜10時以降は18歳未満の者を立ち入らせないようにする必要があるので、その時間帯に声掛けやプレートを貼るなど何かしらの対策が必要になるかと思います。