創業融資とは/飲食店の創業支援

創業融資とは

創業融資とは一般的に日本政策金融公庫の「新創業融資制度」と信用保障協会が自治体や金融機関と連携して行う「制度融資」の2種類のことを指します。

日本政策金融公庫の新創業融資制度とは、これから飲食店を開業する方や開業して間もない方が利用できる融資制度になります。原則、無担保・無保証人で借入ができ、資金に余裕を持ちたい方が手軽に利用できる融資制度といえます。

日本政策金融公庫の新創業融資制度
利用条件 これから創業される方
又は創業して間もない方(税務申告2期未満の方)
融資額 3000万円以内
うち運転資金1.500万円以内
返済期間 運転資金 5年以内(特に必要な場合は7年以内)
設備資金15年以内
特徴 原則無担保・無保証人
自己資金 創業資金総額の1/10以上

どんな時に融資を利用するのか?

創業融資は冒頭でもお話ししましたが、開業時に申し込むのが一般的です。一般的には開業日の1~2か月くらい前に申し込むのが多いといえます。

よく勘違いされている方がいらっしゃいますが、創業融資はいざという時に利用するものではありません。経営がうまくいっていない状態や資金が底を尽きかけている時に利用するのは難しいといえるでしょう。

あくまで、創業時に創業にかかる資金(創業資金)のなかで自己資金では足りない部分を支援するための融資制度になります。

創業融資を利用できる条件

創業資金とは、創業してから利益がでるまでにかかる必要な資金のことで大きく分けて設備資金と運転資金の2つに分類されます。

設備資金とはイニシャルコストとも呼ばれ、開業時にかかる資金のことです。飲食店の場合だと厨房器具やテーブル・イスの購入費などを指します。
一方運転資金はランニングコストとも呼ばれ、毎月発生する人件費や賃料などを指します。

通常、創業融資を利用する場合は設備資金と運転資金の一部を借り入れるために申し込みます。

日本政策金融公庫の創業融資制度は原則無担保&無保証人で利用できます。しかし、いくら無担保&無保証人で利用できる融資だからといって、創業融資は誰でも利用できるわけではありません。創業融資を利用するためにはいくつかの条件があります。

次の条件をクリアした方は創業融資を利用できる可能性が極めて高いと考えられます。あなたも創業融資を利用できるかもしれませんので是非ご覧ください。

創業融資を利用するための条件